モーニングアフターピル(緊急避妊)
コンドームが破れるなど避妊に失敗した場合や、避妊行為を行わずに性交渉をした場合に、服用することで妊娠の可能性を妨げる緊急処置が可能になるのがモーニングアフターピル(緊急避妊薬)です。単純に「アフターピル」と呼ばれることもあります。モーニングアフターピルは、レボノルゲストレルという黄体ホルモンを主成分とした薬剤で、無防備な性行為後、72時間以内に所定量のピルを服用することで妊娠を回避できます。早めに服用することが重要ですが、100%避妊が期待できるものではなく、妊娠を防止できないこともあります。
ピルですから40歳以上になると血栓症リスクが上昇するため慎重に処方する必要があります。
※18歳未満の方は、必ず保護者同伴での処方となります。
こんな場合に処方が可能です
- 妊娠を希望していないのに避妊できなかった
- コンドームが外れた
- コンドームが破れた
- コンドームを途中で装着した
- コンドームをしないで性行為をしてしまった
- 避妊目的の低用量ピル服用を3日以上飲み忘れた状態で性行為をしてしまった
服用タイミングのリミット
72時間以内の服用で妊娠を高確率に回避できるとされていて、服用が早いほど高い効果が期待できます。そのため、できるだけ早めの受診が重要です。
ただしモーニングアフターピルは、緊急時のためのものです。服用を見越して避妊せず性行為を行うことは絶対にやめてください。
妊娠を防止できないことも!
72時間以内に正しく服用しても、妊娠を防止できなかったケースが存在します。また、服用してもその効果が確認できるのは、数日から数週間後に生理が来た時です。そのため、服用後、月経予定日を1週間過ぎても生理が来ないなどがあったら必ず婦人科を受診してください。
モーニングアフターピル(緊急避妊)の費用
アフターピル(緊急避妊薬) | 1回 12,100円(税込) |
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アフターピル(緊急避妊薬・ジェネリック) | 1回 9,900円(税込) |